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            秋の全国火災予防運動は、毎年「119番の日」(11月9日)から1週間にわたって行われます。
この運動は、火災予防に対する意識を高め、火災の発生を防ぐことを目的としています。全国各地で様々なイベントや啓発活動が行われ、地域住民の防火意識を向上させることが目的です。
今回は住宅の火災予防についてご案内します。住宅火災予防には「火の元の管理」「警報器の設置と点検」「高齢者への配慮」が重要です。特に高齢者の火災死亡率が高いため、家庭内での防火対策が求められています。
🏠 住宅火災の現状と課題
- 住宅火災による死者の約7割が65歳以上の高齢者です。
 - 令和3年以降、住宅火災件数と死者数が再び増加傾向に転じています。
 - 地震による電気火災も増加しており、感震ブレーカーの設置が推奨されています。
 
🔔 住宅防火「いのちを守る10のポイント」より重要項目
- 寝たばこは絶対にしない・させない
 - ストーブの周囲に燃えやすい物を置かない
 - 火のそばを離れない
 - コンセントのほこりを掃除し、不要なプラグは抜く
 - 住宅用火災警報器を設置し、定期的に点検・交換する
 
🧯 消火器と初期消火対策
- 住宅用消火器を設置し万一の際に慌てないよう使い方を覚えましょう。
 - 家庭用消火器の使用期限は5年です。使用期限が過ぎると破裂する危険があるため交換が必要です。古い消火器は一般ごみに出すことできません。メーカーに問い合わせして引き取ってもらうのか、新しく購入する店舗で古い消火器を引き取ってくれるか確認して処分しましょう。また、買い替える際には悪質な訪問販売にはくれぐれも注意してください。
 
📢 高齢者への対応
- ガスコンロから火の出にくい「IHクッキングヒーター」に交換するなど出火しにくい対策をしましょう。
 - 地域の方々と協力するために自治会主催の防災講習会などに積極的に参加しましょう。
 
🔌 地震火災対策
- 感震ブレーカーの設置すると地震時の電気火災リスクを低減できます。
 - 電気機器の使用後は電源を切り、コードが劣化していないか点検してください。
 
住宅火災は「ちょっとした油断」から発生します。家庭内での防火意識を高め、火災警報器や消火器の設置・点検を習慣化することが、命を守る第一歩です。
